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ECサイト価格自動更新システムを2倍活用する4つのポイント
ECサイトの売上を左右する最も大きな要素である値付け。特に型番商品など価格の弾力性が大きい商品のECサイトでは、売上・粗利拡大施策のひとつとして、価格自動更新システムが使われています。様々なタイプの価格自動更新システムがありますが、自店に合ったタイプのものを選択することが粗利最大化のポイント。価格.comなどの価格比較サイトから集客するECサイトと、検索エンジンなどから集客するECサイトでは、価格自動更新システムに求められる機能が異なります。今回は、それぞれに最適な価格自動更新システムの選び方をお伝えします。
1,価格.com出品店では自動更新スピードの速さが重要
まず、価格.comなどの価格比較サイトから集客を行っているいわゆる独自ドメインECサイトの場合、もっとも重要なことは、できるだけ早く最安値に合わせたり、最安値より安くすることです。
つまり、価格自動更新システムに求められるのは、ライバル店の価格動向に素早く反応し、価格自動更新することです。なぜなら、型番商品の場合価格比較サイト利用者は、最も安いショップから購入する確率が高いからです。
現在では、価格比較サイトに出品する多くのECサイトでは、価格自動更新システムが導入されています。
手動で価格更新を行っていると、すぐに高値のまま取り残され販売機会を逸してしまいます。
2,最安店を追うだけでは粗利拡大が困難
また、素早く価格自動更新できるだけでなく、柔軟な自動更新設定ができることも重要なポイントです。
常に最安基準で安さを追求するだけでは粗利の拡大は困難だからです。
粗利を拡大するには、商品の流通量や他店在庫数に応じた戦略的な値付けが必要です。
たとえば、ある商品が品薄で今後仕入価格が高騰しそうな局面では、安値で売り急ぐ必要はありません。
価格.comで最安や2位店の在庫数を確認し、少なければ、それらのショップの在庫がなくなってから少し高値で売ることができます。こういった場合に、2位以下を基準とした自動更新設定ができると適切なタイミングに適切な価格で売ることができ、粗利最大化につながります。
3,検索エンジン集客サイトでは複数ショップ対応が重要
検索エンジンから集客しているいわゆる独自ドメインECサイト、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのショッピングモールでは、価格自動更新速度よりも複数ショップ対応が重要です。
たとえば、価格.comでは銀行振込や代引き決済のみ対応で価格を安く、検索エンジンから集客しているECサイトではクレジットカード決済対応だが若干価格を高くするという使い分けをしているケースが有ります。こういった場合に、価格.comの値段に一律5%加算して自動更新するといった使い方ができるからです。
4,粗利最大化は価格自動更新システムの運用がカギ
いずれにしても粗利最大化のためには、価格自動更新システムの運用がカギとなります。「最安店価格に合わせる」「最安店より1円安くする」といっただけでなく、状況に応じて相場を張るような感覚が必要です。
量販店価格や他店在庫状況を把握することや、メーカーなどの仕入先担当者とみつにコミュニケーションを取り、流通量や仕入価格動向情報を常にアップデートしておくことが成功の秘訣と言えるでしょう。
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