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コンテンツマーケティング成功のための10個のカギ
2016年がはじまり、コンテンツマーケティングにチャレンジする企業がより増えてきました。 しかし、いざコンテンツマーケティングを開始しても、なかなか成果が上がらなかったり、成功するイメージが掴めなかったりする担当者も多くいるようです。 コンテンツマーケティングは、Webマーケティングの知見やノウハウに基づき、長期的な視点に立って事前準備をすることが肝心です。 そこで今回は、コンテンツマーケティングにおける成功のカギを、10個ほどご紹介します。これからコンテンツマーケティングを始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. ターゲットコンセプト設計
コンテンツマーケティングは、コンテンツを闇雲に多くの人に知らせても、成功に近づくことはありません。 実は、コンテンツを「誰に届けるのか?」がとても重要なのです。そこで、ターゲットコンセプト設計方法を、今から解説していきます。
1-1.ペルソナ設定
「ペルソナ」という言葉を聞いたことがありますか? ペルソナは一般的にはあまり聞きませんが、マーケティング経験者なら、誰でも知っている言葉です。マーケティングにおいてペルソナは、商品・サービスの顧客像を指します。 ペルソナを設定する場合は、「男性・40歳」といった性別・年齢だけではなく、関係者が共通してありありと顧客を想像できるような、具体的なものが良いでしょう。たとえば、架空の人物写真を用意したり、ペルソナの一日をストーリー形式で描いてみたりする工夫が必要です。
1-2.カスタマージャーニー
顧客の商品認知・購入・購入後の行動を「旅」と捉え、一連の行動を時系列で把握する考え方を、カスタマージャーニーと呼びます。 ペルソナの設定でも十分ではありますが、カスタマージャーニーを用意すると、さらに良いでしょう。 なぜならカスタマージャーニーを用意すると、顧客の行動が「時系列」でわかるからです。コンテンツを更新していくと、だんだんとネタに困ります。そんな時は、今一度カスタマージャーニーで顧客の行動を復習してみると、アイディアが浮かぶかもしれません。
2.コンテンツマーケティングの運営体制
成功するコンテンツマーケティングは、往々にして、運営体制が事前に考えられています。では、どんなポイントに沿って、運営体制を整えるかを見ていきましょう。
2-1.コンセプトに基づいた編集方針
メディアと一口に言っても、たとえば面白コミカルテイストなのか、真面目なノウハウ発信なのかは、コンセプトによって異なるところです。 理想はチームで言語化されたコンセプトを共有しつつ、一人の編集長が責任を持ってコンテンツの最終ジャッジをするのが良いでしょう。 人数が多いほど、判断が曖昧になりがちです。「船頭多くして船山に登る」にならないようにしましょう。
2-2.編集長は社内に置く
仮にコンテンツを外注する際も、すべてを任せるのではなく、社内に編集長を置くことを推奨します。 先も述べましたが、編集長が責任を持って最終ジャッジをする環境を用意することが、コンテンツマーケティングを成功に導くカギとなるでしょう。
3.コンテンツの質
コンテンツマーケティングを成功させるには、良質なコンテンツを継続的に更新する必要があります。 では、「良質なコンテンツ」とは、どのように作られるのでしょうか?
3-1.コンテンツごとのペルソナ設定
メディアのペルソナ設定も大事ですが、コンテンツごとのペルソナ設定は重要です。 編集からライティングまで一貫して一人が行う場合は別ですが、コンテンツを「誰に届けるのか?」が決まらないと、ライターが書いた内容は異なる対象や、一般化されたものになる可能性があります。 先に述べたような具体的なペルソナ設定を、コンテンツごとに設定することで、届けたい顧客にしっかりとコンテンツを届けることができるでしょう。
3-2.顧客の検索意図に沿った内容
次に、キーワード設定も重要です。 顧客が何のキーワードでコンテンツに接触するかを想定することで、あらかじめ顧客の検索意図を知り、その意図に応えるコンテンツを作ることができるからです。
3-3.共感を得る
そして、時に顧客にとってコンテンツが、意見や考えをコンテンツが代弁してくれることもあります。「そうそう、こういうこと言いたかったんだよね!」と、あなたも思ったことはないでしょうか? そういったコンテンツは共感され、シェアされる傾向があります。 あるいは先進的なコンテンツは、誰しもが共感するものではなく、多くの反対意見を生む場合もあります。そのような場合は、一部の限定的な人々が共感して、シェアすることとなるでしょう。
3-4.学びがある
オーガニック検索からの流入率が高い良質なコンテンツは、往々にして学びがあるのが、特徴です。 他のコンテンツでは見られないノウハウ発信や、事例紹介などは、アクセスを継続的に集める良質なコンテンツとなるでしょう。
3-5.商品購入につながる
コンテンツ内でそれとなく商品紹介をしているコンテンツや、購入につながるキーワード選定ができているコンテンツは、それ以外のコンテンツよりも商品購入につながる可能性が高い傾向にあります。 言うまでもありませんが、商品の押し売りはいけません。あくまで自然に、顧客が好感を持つような塩梅が大事です。
3-6.ファンを獲得する
一度ではなく、継続的にコンテンツを読んでくれるユーザーは、いずれファンとなってくれる可能性があります。 ファンをつくるためには、設定したペルソナのニーズに、様々な角度から答えるコンテンツをつくる必要があるでしょう。
まとめ|コンテンツマーケティングの成功のカギとは?
様々な要素はありますが、コンテンツマーケティングを成功させるには、良質なコンテンツを継続的に更新していくことが一番です。 「ローマは一日にして成らず」とは有名な言葉ですが、コンテンツマーケティングの成功も同様に、地道にコツコツと価値あるコンテンツを更新していくことが肝心です。
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